当社は、野菜・果樹の健全育成、品質向上、農薬の低減化を目標とした肥料を開発しています。 

 また、正珪酸水溶液の製法およびキトサンの低分子化技術に関して2010年に特許を取得しました。

当社のさまざまな製品に、この特許製法を用いた成分を配合しています。 

 当社は、技術に自信があります。ぜひとも、安心・安全な果物野菜作りにお役立てください。

正珪酸水溶液の製法
(特許第4449030号)

珪酸には作物の茎葉の強化、耐病害性および耐害虫性を高める等の作用があることが知られていますが、珪酸質肥料(ケイカル)は水に溶けないため水田以外の畑作物には殆ど利用できないという欠点がありました。


 本特許により、植物が最も吸収しやすいとされるオルト珪酸(Si(OH)4)を水溶性にし、あらゆる肥料、植物活性液に任意量を導入する事を可能にしました。更に、葉面散布、潅水混和、水耕栽培等どのような方法においても、作物にオルト珪酸を吸収させることが出来ます。


 弊社製品では、正珪酸、KH3、サンライク、SK などにオルト珪酸を配合し、イネ、ネギなどの根張り改善、トマト、いちごなどの果菜類、ブドウ、サクランボなどの果樹類に耐病性の向上、日持ちの改善などを目的として使用されています。

低分子キトサンの製造方法
(特許第4449028号)

キトサンには耐病性の向上や収量の増加、品質の向上等の作用があることが知られていますが、一般に市販されている粉末のキトサンは高分子量のため水に溶けず、酸を添加し溶解させます。これによって得られるキトサン水溶液は高分子量で粘ちょう液体のため、植物への吸収性が良くありません。そこで植物への吸収性を高めるためキトサンを低分子化する必要がありますが、酵素分解や次亜塩素酸分解などの従来の低分子化法では酸性状態でのみ溶解する低分子キトサンしか得ることができませんでした。
 本特許法により、アルカリ状態でも溶解する低分子キトサンを得ることに成功し、重炭酸カリなどのアルカリ成分を含有した低分子キトサン水溶液(製品名「うど」)が可能になりました。また本特許で得られる低分子キトサンは、従来法では見られない活性酸素発生能(抗菌性)を有しています。

 

 弊社製品では、K-6、KH3、SK、SK-F、うどなどに本特許法で得られるキトサンを配合しています。